・Parallels Desktop の Coherenceモード

Parallels Desktop の Coherenceモード

昨日書いた「Parallels Desktop for Mac」のCoherenceモードを試してみました。
予め日本語版(v2.0、Build 1940)上でコピーしておいた Windows XP を、本家英語サイトからダウンロードしたβ版(v2.5、Build 3036)で開きます。それから改めて Parallels Tools をインストールし、XP を再起動。そしてツールバーにある「Coherence」ボタンをポチっと。
……Windows のデスクトップが消えました! Parallels Desktop のウィンドウ自体がなくなり、アプリウィンドウだけが残ってます!
こりゃすげー。MacWindows のアプリウィンドウが混在して表示されてます。各ウィンドウの移動も違和感なし。MacWindows がアプリレベルでシームレスに統合されてます。どうなってんだ、これ? おもしれー。
と、しばしぐりぐりいじってたら、なんとなく分かりました。
まず、右上の写真を見ると、画面の下の方に Windows のタスクバーが出てます。その上にあるのは「Coherence Mode」と書いたメモ帳です。メモ帳の下部は、タスクバーより下には表示されていません。また、同時に Mac OS XSafari と XP の Internet Explorer 6 も表示されてますが、ここで Safari をクリックすると最前面に出てくるのは当たり前として、そのあとに IE6 をクリックすると、メモ帳も一緒に Safari の前に出てきます(この写真のような状態に戻ります)
これはつまり、画面いっぱいに Parallels の通常ウィンドウを広げ、そこからボタンやステータスバー(?)を外し、さらに Windows のデスクトップを透過させてるんじゃないかと思うのです。独立したウィンドウが出てるように見えても、あくまでも Parallels Desktop 部分は OS X から見ると1つのウィンドウ。だから実際の表示領域の下限はタスクバーまでだし、ウィンドウの重なり順も WindowsWindows の間に Mac は挟めないんじゃないかと。素人考えですけども。
って、そんな理屈はどうでもよくて!
単純に使う上で便利です。同時に Mac 側のウィンドウが見えるんで、作業しやすいです。特に動作が重くなることもないし、正式版としてのリリースが楽しみです。
あと、このビルドでは Windows Vista にもちゃんと Parallels Tools がインストールできました。ショートカットキーを使うことなく、OS XVista を行き来できます。それに VM ウィンドウをリサイズできるようにもなりました。このあたりの使い勝手はかなり Virtual PC に近づいてきたような感じです。
これであとはホストとゲストの間でファイルのドラッグ&ドロップができれば……!

Parallels Desktop for Mac

Parallels Desktop for Mac