・交渉人 真下正義

昨日思い立って、レイトショーで「交渉人 真下正義」を観てきました。1,200円て安くていいな〜 (´∀`)
ネット上で批判的な意見やマイナス点を目にしてたりもしましたが、少なくとも自分ではそういうところが気になることもなく、素直におもしろかったです。「踊る」シリーズ好き故の欲目ひいき目もありますが、だからこそ散りばめられた小ネタも楽しめましたし、現場と会議室の対立なんてなくてもしっかり「踊る」でした。
それに「あの真下が、今や捜査の指揮を執れるようになったんだなぁ」とか、「そっか、雪乃さんともうまくいってるんだね」みたいな、これまでの積み上げからくる感慨もありました。そういう意味では、あまり「踊る」に馴染みのない人だと、また違う印象を持つのかもしれませんね。もう少し軽い感じと言うか。
確かに自分でも、前半と後半のテンポが違うとか、いわゆるカタルシス的なものが希薄とか、いくつか思ったことはあります。ただそれは後から考えて感じたことで、観てる途中は全然。ストーリー展開だけじゃなく、すっかり「踊る」的な演出や音響、音楽に引き込まれてました。
ちなみに音楽ですが、新曲だけでなく、今までのお馴染みの曲のフレーズがアレンジされてたり、違うつながり方をしてたりしてて、そういう面でもおもしろかったです。例えばスター・ウォーズの「エピソード1」で、アナキンのシーンにおいてかつてのダースベイダーのテーマフレーズが使われてるのが分かったときみたいな。とか書くと、却って分かりにくいですかね(笑) とりあえずサントラ買おうかな。
総じておもしろい作品でした。「踊る」一見さんには難しい点もありますが、少しでも慣れ親しんだ部分があるのなら、きっと楽しめると思います。そして「踊る」好きな人には、強くお勧めします。スピンオフ作品だとしても、しっかり「踊る」テイストです。ぜひぜひ。
あと、エンディングロールはしっかり最後まで観ましょう! これ大事!
今作がおもしろかったんで、8月公開予定の「容疑者 室井慎次」も楽しみです(・∀・)