・MadCap Flare v2.5 のインポートエラー : 長さを0未満にすることはできません。

MadCap Flare v2.5 で RoboHelp X3 のプロジェクトファイルをインポートしようとしたとき、下記のエラーが表示されて完了できない場合の対処方法を見つけました(Windows XP環境)

プロジェクトインポータ(内部エラー): 長さを 0 未満にすることはできません。
パラメータ名: length

ちなみに英語のエラーメッセージはこんな感じ。

Project Importer (Internal Error): Length cannot be less than zero.

以下、対処方法。

1 :
エクスプローラでファイル「C:\Documents and Settings\username\Application Data\eHelp\Lexicons\Personal Dictionary.tlx」を表示し、念のためバックアップとしてコピーを保存しておく。通常はこのディレクトリに「Personal Dictionary.tlx」があるはずだが、ない場合は検索する。

2 :
ファイル「Personal Dictionary.tlx」をメモ帳等のテキストエディタで開く。

3 :
1行目の「#LID xxxxx」(xxxxxは数字。環境によっては「#LID」部分も異なっているかもしれませんが、確認してません)だけを残し、他の文字は全て削除する。

4 :
ファイルを上書き保存し、改めて MadCap Flare でインポート作業を行う。

おそらくこれでうまくいくはずです。少なくともこちらの環境では、上記作業により問題なくインポートできるようになりました。
ちなみに「Personal Dictionary.tlx」には、RoboHelp 上でスペルチェックを行った際に追加した文字列が格納されてます。その中に何らかの原因で文字化け等をおこした2バイト文字が含まれてて、それが悪さをしてるみたいです。
もちろんおかしな文字列を特定できればそれだけを削除しても良いんでしょうけど、RoboHelp から MadCap Flare に移行した時点で使わなくなるファイルだし、潜在的にエラー要因が含まれてる可能性も捨てきれないし、そんな状態でインポートしたくないし、そもそも追加した語句も少ないし、で、ばっさり削除することにしました。
RoboHelp X3 からのインポートを前提に MadCap Flare v2.5 (を含むスイート「MadPak」)を購入したんで、全てのプロジェクトファイルがことごとくエラーでインポートできないときはさすがに焦りました。「Personal Dictionary.tlx」の格納先を見れば分かるように、これは RoboHelp X3 のプロジェクトファイルとは関係なく、ユーザー単位のものです。だからこれがおかしくなってると、インポート元のファイルにかかわらず、全てがエラーになるわけですね。
付属の分厚い英語マニュアルや開発元の英語フォーラムを調べまくり、ようやくこの方法にたどり着きました(特に参考になったのはこのスレッド)。うまくいってホッとしましたが、たぶんそれまでに3時間くらいかかってます。やれやれだぜ……。