・お山の大将 ＜2＞

＜承前＞
歩き回っていたさんごの足が止まりました。耳をピンと立て、何やら凛々しさすら漂う表情で、眼前にそびえ立つ山の頂を見上げます。滅多に見ることのない、大真面目な表情。と、徐々に後ろ足が沈み込み、力が込められていきます。みなぎる緊張感。躍動寸前の筋肉。そして、瞳をよぎる、一瞬の煌めき……(☆。☆)キラーン！（嘘）
……やった、やったよ！　さんごが立った！　ぢゃなくて、さんごが登った！ヽ(゜∀゜)メ(゜∀゜)メ(゜∀゜)ノ


すごいぞ、さんごー。何にも言ってないのに、自主的に駆け上がりました。そんな根性があったなんて、びっくりです。やっぱそこに山があったから？（違）
登った後は、狭い足場にちょこんとお座り。気持ち良さそうに周囲を見渡してました。「あたちが1番なのよー！」（←ピノコの口調で読んでください）とか思ってるんでしょうか（笑）　周りを駆け回ってるわんちゃんたちのことは意に介さず、泰然自若の様相です。
ていうか、きっとアレだ。お前、また安全地帯を確保したかったんだろ？　そこにいれば他のわんちゃんから構われることないもんなー。この間の平均台と一緒だね 。
山に登る根性はあっても、ヘタレなことにかわりはないようです ┐(´ー｀)┌
＜続く＞
※大きめの写真は『さんごたんと一緒！』 → 「チワさん徒然」に載せてます。