『TOKYO NOBODY』到着


写真集『TOKYO NOBODY』、もう届いてました。俺が気付いてなかっただけでした。うーん、不覚。早速表紙を撮影(ちなみにこれは銀座7丁目付近から8丁目方向を見た時の光景)。写っている帯の言葉が見えるでしょうか?
「誰も写ってないんです」
これ以上無いくらい端的に写真集の特徴を表現したコピーです。ホントに人も車もいません。何だろう、超絶とでも呼べるような(風景ではなく)光景が繰り広げられています。「人」という不純物を削ぎ落とした後に残った「都市」の姿。でも「人」がいなければ「都市」ではなく、逆説的な捉え方をすれば、それは「形骸」あるいは「残滓」でしょうか。
静かにそんなことを考えてしまうような、とても不思議な感覚の写真集です。たまに眺めて見入ってしまいそうです。