・ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

ずーっと前から「たったひとつの冴えたやりかた」ってタイトルが気になってて、遅ればせながら、ようやく初めてティプトリーの本を手にとってみました。共通設定の上に紡がれる、独立した中編が3編。表題作「たったひとつの冴えたやりかた」に引っ張られるかのように、続く2編も一気呵成に読み進めてました。どれも質の高さを感じます。これが遺作だなんて、ほんとに惜しいです。
それにしても邦題「たったひとつの冴えたやりかた」って、なんて素敵に素晴らしい訳なんだろう!(原題は「The Only Neat Thing To Do」) 4時間。