・新 AirMac Extreme を組み込んでみた
金曜日、新しくなった「AirMac Extreme ベースステーション」が届きました。写真は MacBook Pro の上に置いてみた状態。Mac Mini と同じ大きさで、さらに薄いです。以前の鏡餅スタイルの方が可愛いけど、これはこれで省スペースなのが利点ですね。
これを機に、自宅の無線環境を再構築。
今までは「AirMac Express」2台でWDSネットワークを構築してました。1つはリビングのハブに有線でつなぎ、ネット接続用のWDSメインとして利用。同時に光ケーブルをつないで AirTunes も使用。もう1つはWDSリモートおよびUSBプリンタ共有用です。
今後も基本的な役割は変えないけど、とりあえず Express は2つとも初期化しました。
次に、Extream ベースステーション付属の「AirMac ユーティリティ」と Intel Mac 用「802.11n Enabler ソフトウェア」を MacBook Pro にインストールしました。再起動させてる間にリビングに Extream を設置します。電源を入れ、これまで Express につないでいたLANケーブルを外し、壁の別のソケットから Extream の「WAN」ポートに接続。MacBook Pro も起動し、設定準備完了です。
「AirMac ユーティリティ」を開くと、左側のペインに3つの機器がアイコンで表示されました。未設定なので、アイコンの左側に本体と同じオレンジ色の丸（正常時は緑色）がついてます。ユーティリティもバージョンアップして、かなり分かりやすくなりましたね。
ウィザードに沿って進めば、基本的なワイヤレスネットワークは作成できます。ものの3分もあれば、とりあえず Extream を使ったネット接続はできてしまいます。以前より簡単です。
でも今回は、Extream を WDSメインとし、Express を WDSリモートかつ AirTunes および USBプリンタ共有にし、かつ Wii や DS や PS3 や PSP のために WEP 接続にしたいのです。だからアイコンをダブルクリックし、改めて手動で設定追加しました。
自宅はマンション光なんですが、その引き込み口にはNATルータを置いてます。そのルータから、各部屋のLANソケットに4分岐させてます。メインの Power Mac G5 や埃をかぶってる Win XP マシンは有線接続だし、DHCPもこのルータで制御。だから最終的に AirMac はこんな感じで設定しました。
Extream ： 802.11n（802.11b/g互換）モード、WDSメイン、WEP（Transitional Security Network）、Ethernet接続、IPv4はDHCP参照、接続共有はブリッジモード、USBプリンタなし、USBディスクなし。Express ： 802.11b/g互換モード、WDSリモート、WEP 128ビット、AirMac（WDS）接続、IPv4はDHCP参照、接続共有はブリッジモード、1台は AirTunes を使用、1台は USBプリンタを使用、USBディスクは未サポート。
設定時間は正味15分くらい。Wii も DS も PS3 も PSP も全部 OK。ワイヤレスネットワークをゼロから作り直した割にはあっという間でした。新しい「AirMac ユーティリティ」が分かりやすかったからかも。
で、Extream を組み込んだら、ワイヤレス全体が速くなりました。インターネット接続は前からそんなに不満はなかったんですが、それでも描画時間が短縮されてるのが分かったりします。それよりも効果が大きいのが、LAN経由のファイルコピーです。かなりスループットが上がってるんじゃないでしょうか。何百MBもあるファイルを同時に複数やりとりしても、結構なスピードで転送されてます。これは嬉しい！ メインの G5 から MacBook Pro に iTunes のライブラリ や DVD の VIDEO_TS フォルダをコピるのも楽勝です。
ちなみに今使ってるNATルータは、LANポートが4つです。AirMac Extream は1つ少なくて3つ。そして自宅のLANの口は5つ。これまでは有線接続をメインに考えてたんで、どうしてもルータのLANポートが4つくらいは欲しかったんですが、もうこだわらなくていいかも。PS２ やカーナビ、テレビには有線が必要だけど、それらはリビングの口から10ポートハブをかましてつないでます。ここまで快適にワイヤレスで作業できるなら、あとは G5 も含めて AirMac でOKだし、それならとりあえずポートは3つもあれば十分。いずれはもう1台 Extream を購入して、今使ってるNATルータと交換してしまおうかな。
