・雪花山房 in 2006金砂郷まつり

雪花山房 高橋邦弘氏。

昨日はあいにくの空模様だったものの、「2006金砂郷まつり〜常陸秋そばフェスティバル〜」に行ってきました。
実はそもそもの目的は「常陸秋そばフェスティバル」ではなく、単に新そばを食べに行こうってだけの計画でした。「西金砂そばの郷」の「そば工房」がおいしいと聞き、電話してみたら11/11から新そばが出ると言われ、じゃあその日に行ってみようってことで予約。ちょうど「常陸秋そばフェスティバル」も開催予定だから、道が混む前に早めに出発しなきゃ、くらいにしか思っていませんでした。
10日の金曜日までは。
関連会社から業務支援で出向してきてくれてるO君。聞けば無類のそば好きで、遠征したりもしてるとか。「俺もそばを食べるためだけに那須まで行ってるよ」てな話で盛り上がってたら、「僕はいずれ広島に行きたいんです」なんて発言が。なぜに広島かと思ったら、そこには彼が「そばの神様」と崇める高橋邦弘氏の店、「達磨 雪花山房」があるからだそうです。
さっそく検索。「翁達磨」のサイトを見てみました。

俺:この「蕎麦行脚」って何?
O :全国いろんな所に行ってそば打ちしてるんですよ。僕も以前、彼が逗子に来たときに行きました。
俺:おいしかった?
O :そりゃもう! ぜひ1度食べてみてくださいよ!
俺:でも広島は遠いなぁ(笑)
O :じゃあ近くに蕎麦行脚で来たときとか。
俺:だね。スケジュール見てみようかな。
O :今週末も移動するみたいですね。
俺:ほんとだ……って、え? え? えぇ!?
O :どうしたんですか?
俺:ここだよ、ここ! 俺、週末は金砂郷に行くんだよ!!!
O :え!? マジっすか!!!
俺:そう! すげー! これは絶対に食べないとだなっ!!!

そして大雨の中、食べてきましたよ、達磨のそばを。
各地のそば処が屋台テントを出してるフェスティバル会場で、明らかに行列の長さが違ってる店があります。見るとそこが「達磨 雪花山房」でした。雨よけのビニールシートの向こうで、高橋邦弘氏本人(右上の写真)がそばを打ってます。行列とは別に、その姿を見てる人たちもかなりの人数です。そんなに凄い人だったとは。
1時間待ちを覚悟で傘を差しながら並びました。周りからは「去年はもっと列が長かった」「雨で良かったかも」「ここで食べたらほかのは食べられなくなる」といった声が聞こえてきます。
幸い40分くらいでテントにたどり着きました。メニューは700円の盛りそばのみ。注文し、出てきたお膳を持って空いた席に座ります。ざるとつゆと薬味の小皿という最小構成です。
まずは何もつけずにそばのみをいただきます。しこしことした歯ごたえ、香り立つそばの風味、噛むごとに広がる甘さと香ばしさ。うん、これはおいしい!
そして次は、ネギとわさびを入れたそばつゆにちょいと浸してすすります。うわ、うまい! 出汁のきいたつゆとの相乗効果が凄い! 食感もたまらない!
もう、あっという間に平らげてしまいました。おかわり自由のそば湯ですらおいしかったです。雨の中町時間並んだ甲斐がありました。満足。存在を教えてくれたO君に感謝です!
今回はそば祭に来る前に「そば工房」に行ってたんで(ここの新そばもおいしかったです)、ほかの屋台には行きませんでした。来年は最初からここに来て、ほかの店と食べ比べてみよう。