・Safariのレンダリングをちょこっと高速化

Mac OS Xにおける最速ブラウザ、Safari。もうIEなんかには戻れないくらい、ページをサクサクと表示しまくってくれてます。そんなSafariレンダリングスピードを、さらに高速にする設定を教えてもらいました。赤くないのに3倍速い! まるでマグネットコーティング!? とかじゃありませんけど(をい)、少なくとも俺の環境 (Mac OS X v10.3.4 / G4 Cube 1GHz / 1.12GB RAM / GeForce3 64MB / Old 20inch Cinema) では体感で2倍近く速くなってる気がします。
設定方法は後述しますが、仕組みを軽く説明。
Safariでは、テキストや画像といった各エレメント(?)をレンダリングする際、一定の「待ち時間」が発生するように設定されているらしいです。それでもIEに比べたら充分速いんですが、その「待ち時間」パラメータをデフォルト値から減らすことにより、さらにレンダリングが速くなる、てことみたいです。だからでしょう、大きな画像やFlashがドーンとあるようなページよりも、小さなパーツが多いページ(細かくスライスした画像をテーブルでレイアウトしてるとか)やテキストメインのページ(例えばはてなですね)の方が効果がありました。
つまりはソフト的なクロックアップですね。見てると瞬間的なCPU負荷は増大してます。それでもすぐに落ち着くので、当面はこの設定のままにしておこうと思ってます。だって快適だし!(・∀・)
さて、具体的な設定方法ですが、まずは注意点が1つ。拡張子「.plist」がついた環境設定ファイルを、直接テキストエディット等で編集します。間違えて変なことした場合、最悪そのファイルを削除しないとSafariが起動しなくなるかもしれません。不安な方はバックアップを取るなりして、自己責任でお試しください。と言っても、間違いようもないほど簡単な作業なんですけどね(笑)
では、改めて。
まずはSafariを終了させてください。次に、以下のファイルをテキストエディット等で開いてみてください。ファイルをテキストエディットのアイコンにドラッグしてもいいですし、開く際にアプリを選択してもいいです(俺はこういうのが好きなんで、Dockにテキストエディットのアイコンを登録してます)。

ホームフォルダ → ライブラリ → Preferences → 「com.apple.Safari.plist」

これがSafariの環境設定ファイルです。XMLで書かれてるんで、眺めると何となく意味の分かりそうな内容があったりしますね。この辺の値をちょこちょこっと変えるとまたいろいろできたりしますが、まぁそれは置いといて(笑) 冒頭から見てみると、3〜4行目辺りにこういう記述があると思います。



上記「」の後にはいろんな設定が続いてます。今回はここに新しい設定を追加します。「」の後に改行を入れて、空白行を作ってください。そして「tab」キーを1回押してタブを挿入し、その後に以下の記述を追加してください。2行あるので、1行追加したら改行 → tab → 追加と繰り返してください。

WebKitInitialTimedLayoutDelay
0.25

後は保存して閉じてください。これで終わりです。簡単ですが、この「0.25」が大事な値らしいです。これ以上でもこれ以下でもなく、0.25。よく分かりませんが、効果は出てるので深く考えません。たったこれだけで、次のSafari起動時からレンダリングが速くなってる……といいんですけど(笑) 高速なマシンだと差異が分かりにくいかもしれませんね。
ちなみにこれはメールで教えてもらったんですけど、その元ネタがどこなのか分からないんです。送ってきた相手も別ルートで教えてもらっただけみたいなんで。いずれにしても非常にありがたい内容なので、どこのどなたかは存じませんが、謹んで謝意を表明したいと思います。
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