・いかりや長介という名の巨人

いかりや長介氏の訃報を聞いて、改めて俺の中における彼の存在の大きさを感じさせられました。昔見ていた様々な場面が甦ります。言うまでもなく、「8時だヨ!全員集合」(ASIN:B0000XB5Q0)です。子供から大人までリアルタイムで見ていた世代はかなりの数に上るでしょうから、きっと同じように感じている方も多いのではないでしょうか。
ちなみに小学校やPTAからは「見ちゃいけない番組」なんて言われてましたけど、間違ってますね。確かに行き過ぎた場面や言葉、行為もあります。でもそれを見たからって、単純に影響を受けてそういう人格になるわけじゃないでしょう。むしろそれらを含めた「笑い」に触れられないことの方が損失です。と、今なら反論できるのになぁ。
番組中のコントには、アドリブがありません。そう見えてもそうじゃないのです。そんなところまで計算し尽くされていたと知った時、正直驚きました。バンドグループであり(ビートルズの前座を務めたのはリアルタイムで見てないですけど)、希代のコントグループである、ザ・ドリフターズ。そのドリフターズを長年率いてきた長さん。存在感が俺の中で大きいのは当たり前です。
近年ではやはり「踊る大捜査線」における印象が強いです。普段はいわゆる連ドラや邦画をほとんど見ません。でもあのシリーズだけはなぜか好きです。中でも和久さんの出てくるシーンが。特に映画版。見返す度に彼の演技に泣かされました。
もう「おいーっす!」も「だめだこりゃ」も聞けません。和久さんの姿も見ることができません。本当に残念です。あー、ヤバい。昨日に続いて今日も、コレを書きながら涙腺が刺激されてます。ちょっとね、これ以上は無理。強引に締め。
長さん、今までありがとう。安らかにお眠りください。あなたの存在は忘れません。